




入居者は入居してから3年間は滞りなく賃料を払っていた。
その後、徐々に滞納が発生するようになり、初めは2,3日程度の遅れであったが、
その遅れは1か月、2か月と長引くようになっていった。
3か月分滞納した時点で当事務所に相談があった。
大家さんは60代で人柄も良く優しい性格であったため、入居者には強く催促はできなかった。
当事務所で大家さんに代わって、入居者との交渉を開始。
入居者は当事務所からの内容証明郵便を受け取った直後、「すぐに退去しますので、家賃はそれまで待って下さい。」と申出があったので話し合いの末、合意書を取り交わし、30日で明け渡しを実現した。
滞納していた家賃は、分割払いで、退去後半年間で全額回収した。





入居者は入居開始から1年間は滞りなく家賃を払っていた。
その後、理由は分からないが一切支払われなくなった。
大家さんが入居者に何度電話してもつながらないし、連絡をするよう置き手紙をしても、折り返しの連絡はなく、夕方に入居者の家の前を通った際には、部屋の明かりがついている事を確認できたので入居している様子はあった。
そこで、大家さんは連帯保証人(入居者の妻の親)に連絡して、入居者の代わりに家賃を支払うよう求めたが、「入居者とはもう他人だから。本人に請求して。」といって支払を拒まれた。
その後も大家さんは何度も催促したが家賃は支払われず、このままでは埒があかないと、12か月分滞納した時点で当事務所に相談があった。
当事務所で大家さんに代わって、入居者と連帯保証人との交渉を開始。
しかし、いずれの者とも話し合いによる解決には至らなかったので、訴訟を提起。
訴訟において、出頭した入居者と連帯保証人との間で、明け渡しと滞納家賃の分割払いの和解を成立させた。
ご相談から3か月で明け渡しを実現し、その後、滞納家賃を連帯保証人から全額回収した。





入居者はコロナウイルスの影響で収入が少なくなって、
賃料が支払えなくなった。
大家さんは家賃が支払えないなら引っ越してほしいとお願いしていたが、 入居者も引っ越すに引っ越せない状態であった。
その後、入居者と連絡がつかなくなり、滞納が続いてしまって
滞納額は100万円にまで至ってしまった。
連帯保証人にも連絡をしたが、「入居者本人が何とかすると言っている。」
と回答するだけで、特に動いてくれる様子もなかった。
大家さんはそのような経緯から当事務所に相談をすることにした。
当事務所で大家さんに代わって、入居者と連帯保証人との交渉を開始。
交渉においては、入居者と連帯保証人から応答がなかったため、
訴訟を提起。
訴訟において、入居者と連帯保証人の応答があり、話合いを試みた。
入居者の現在の状態をしっかりと聴き取り、福祉の支援を受けて
引っ越すことを提案し、これに応じてもらった。
滞納している賃料100万円は一部を減額し、うち80万円を
連帯保証人から分割して支払ってもらうことを提案し、これに応じてもらった。
訴訟においては、2か月後に明け渡し、滞納賃料のうち80万円を
連帯保証人から分割して支払ってもらう内容で和解を成立させた。
その後、入居者とともに福祉事務所に赴き、当事務所から
事情を説明して、生活保護の申請をしてもらった。
生活保護の決定がおりてから、入居者は福祉の支援を受けて、
和解成立から2か月後に引っ越しをすることができた。
明け渡し後、連帯保証人からは滞納賃料のうちの80万円を分割で回収した。

平成10年に裁判所に入所し、その後13年間、多くの賃貸トラブル・家賃滞納問題に関する裁判手続の経験を積む。
裁判所で仕事をする中で、苦しんでいる大家さんがたくさんいるという現実に気がつき、もっと大家さんに寄り添ってアドバイスやサポートをしたいと考え、これまでの経験を活かし、司法書士としては数少ない賃貸トラブル解決の専門家として独立する。
事務所設立後、初年度から、東京、埼玉、茨城の司法書士会等で、問題入居者に対する対応など、賃貸トラブル解決の講師・指導を行うようになり現在に至る。
名称 | 司法書士 けやきの街法務事務所 |
---|---|
開設 | 平成26年4月4日 |
代表 |
司法書士 片桐英夫 所属:埼玉司法書士会 第1478号 簡裁訴訟代理関係業務認定番号 第1201323号 |
所在地 | 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合5丁目10番5号 アステリVIP305号 |
電話番号 | 048-749-1026048-749-1026 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 [土日/祝日/夜間] 予約可能 |




- 平成30年11月22日
- 主催:東京司法書士会港支部
- 開催場所:東京都港区 生涯学習センター・ばるーん
- 受講者:約50名
(東京司法書士会所属の司法書士) - 内容:
東京司法書士会及びその近郊の司法書士会の司法書士約50名の前で、「民法改正を見据えた賃貸トラブル解決の実務」というテーマで、改正民法に対応した賃貸借トラブルの注意点、トラブル予防策等について講義をしました。
- 平成30年2月10日
- 主催:藤山勇司先生「ゼロから学べる初心者のための不動産投資入門セミナー」
- 開催場所:東京都千代田区 神田駅前OSセミナールーム
- 受講者:約20名
(藤山先生の塾生) - 内容:
法人に建物を貸す場合における、法人と連帯保証人の資力調査の注意点について解説しています。
- 平成29年11月9日
- 主催:東京司法書士会中野支部
- 開催場所:東京都中野区 中野区商工会館
- 受講者:約40名
(東京司法書士会所属の司法書士) - 内容:
借地トラブル対応についての基礎知識と建物収去土地明渡請求の実務について講義をしました。




裁判業務に関して知識・経験が豊富な
片桐司法書士は、専門家からも
よく相談を受けています。

茨城県猿島郡五霞町で、司法書士事務所を経営しております
久松伸一といいます。
司法書士けやきの街法務事務所の代表である片桐司法書士とは、彼が茨城司法書士会所属のときに、東日本大震災の被災者支援事業として一緒に仮設住宅の巡回相談を行いました。
一般的に司法書士は登記手続を専門としている方が多いですが、片桐司法書士は元裁判所書記官であったことから裁判業務を専門としています。裁判業務に関しては知識・経験が豊富で、司法書士をはじめ弁護士、税理士などの他の専門家からもよく相談を受けています。
片桐司法書士の得意分野である賃貸トラブル解決サポートは、家賃滞納、立ち退き問題といったトラブルについて一番の解決策を提案してくれますので、どこよりも早い解決が実現できます。
賃貸トラブルでお悩みの大家さん、オーナーさんは、
司法書士けやきの街法務事務所に相談することをおすすめいたします。
けやきの街法務事務所は、
他にはない費用対効果を踏まえた
早期の解決策を提案してくれます。

茨城県結城郡八千代町で、司法書士・行政書士事務所を経営しております太田亮介といいます。
司法書士けやきの街法務事務所の代表である片桐司法書士とは、簡易裁判所の代理人資格を取得するための研修で同じグループでした。
彼は、裁判実務に関して知識と経験が豊富で、その研修の頃から、私をはじめ他の司法書士からも一目置かれており、現在においては司法書士会が実施する研修の講師を数多く務めています。
司法書士けやきの街法務事務所の得意分野である賃貸トラブル解決サポートは、他にはない費用対効果を踏まえた早期の解決策を提案してくれますので、家賃滞納や立ち退き問題でお悩みの方は、まずは相談してみることをおすすめいたします。
私の実家は大家業をしており、私の両親は、私が幼い頃から入居者の家賃滞納問題に何度も頭を悩まされていました。
例えば、
- 電話や手紙で催促しても何の連絡もない。
- 夕方に訪問して催促にいっても部屋の明かりがついているのに居留守を使われる。
- 保証人と連絡がつかない。
- 部屋の中をゴミ屋敷にしてそのまま行方不明になった。
といったことがあり、父親が入居者対応に苦労して愚痴をこぼしている姿を子供ながら辛い気持ちで見ていました。
そこで、私は物心ついたときから、ただ悩みを聞くだけではなく、問題解決に導いてあげられるような大家さんの手助けができるような人になりたいと思っていました。
その後、私は裁判所に就職し、裁判所書記官として、多くの滞納賃料請求、建物明け渡し請求の業務に携わってきました。
裁判所での仕事は、やりがいのある仕事が多く充実していましたが、私の両親と同じように苦しんでいる大家さんがたくさんいるという現実に気がつきました。
しかし、裁判所の職員である以上、中立な立場でいなければならなかったので、大家さんの助けになるアドバイスができないもどかしさを抱えるようになりました。
そこで、もっと大家さんに寄り添ってアドバイスやサポートができる司法書士として独立しました。
大家さんの数だけ、さまざまな事情があると思います。
私自身も大家業をしておりますので、入居者とのトラブルは、怖いし、不安だし、揉めたくないし、なるべく大ごとにしたくないというお気持ちは痛いほどよく分かります。
でも、絶対にあきらめないでください。
解決策が、必ずあります。
一緒に、より良い解決方法を見つけましょう。
私の経験が、トラブル解決に役立てたら
これ以上幸せなことはありません。